和歌山大学観光学科の推薦入試結果(2007年02月03日) |
都道府県別には、和歌山県6人、大阪府3人、そして東北や九州からも合格者が出ている。
一般入試では65人を募集しており、これも確保の見通しがついているとか。
経済学部の観光学科なので、社会や高校生のニーズを生かした講義がどの程度出来るか、外野としては、負け惜しみだが、楽しみである。
ところで、観光立国宣言をした日本である。確かに訪日外国人は年々増えているが、一方では、某観光系学会は学会(研究大会)にも多数のヒトが集まらない状況である。また、旧態依然とした観光地や温泉地では、旅館の倒産とか、観光施設の撤退が相次いでおり、観光日本の将来性は本当にあるのか、1人で心配している。
観光系の大学は、少子化、観光系学科の乱立もあって、今後の経営状況は実に厳しい。大阪観光大学は、日本初の観光大学として、2006年4月に再スタートを切った。新カリキュラムの作成、新コースの増設などを行い、品揃えやスタッフの面では、日本一を自負するものである。今後は、魅力あふれる観光地や温泉地同様に、「本物」「正しい情報発信」をキーワードとして、研究と教育を実践しないといけない。(未完)
以下、ニュースの内容です。
枠超える20人合格 和大観光学科の推薦入試(和歌山)
和歌山大学は26日、4月に新設する観光学科の推薦入学と社会人選抜の合格者を発表した。推薦は20人、社会人選抜は1人が合格した。小田章学長は「予想より受験者が多く、優秀な人材を確保できた」と喜んだ。
推薦は募集13人のところ、132人が受験。観光学科の出願率は、ほかの学科のここ数年の出願率と比べても最も高く、予定より7人多い20人を合格にした。社会人選抜は募集2人で、受験者は1人だった。
合格発表は学内で午前10時に掲示板に受験番号が張り出され、合否の確認に受験者が訪れた。
鹿児島県から受験し合格した女子学生(18)は合格に涙を流して喜んだ。「県を挙げて観光に取り組んでいると聞き、新設の観光学科を目標に頑張ってきた。将来は観光業に就きたい」と抱負を語った。
社会人選抜では岩出市の女性(54)が合格。「旅行が好きで観光の勉強をしたかった」という。
推薦の合格者では、県内が最も多い6人、次いで大阪の3人、東北や九州からも合格者が出た。
観光学科は昨年11月に文部科学省から認可があり、経済学部に設置された。定員は80人。推薦入学の試験は23日に行われた。一般入試の合格者は予定通り65人の枠を確保するという。
最終更新:1月26日17時0分