九重“夢”大吊橋 あす開通4周年(2010年10月29日) |
九重“夢”大吊橋 あす開通4周年
[2010年10月29日 09:50]
九重町飯田高原の鳴子川渓谷に架かる「九重“夢”大吊橋」が30日に開通4周年を迎える。入場者は27日現在595万6339人。紅葉シーズンに入り観光客が増えており、600万人を超えるのも間近となっている。
大吊橋は2006年10月30日に開通。くじゅう連山と飯田高原を控えたロケーションと交通アクセスに恵まれ、入場者は当初の予想を大きく上回り、翌年4月に100万人を突破。9月に200万人を記録した。
年度別では▽06年度 93万5899人(10月30日~3月31日)▽07年度 205万1463人▽08年度 136万733人▽09年度 108万4190人。休日のツアーバス減少などで客足が落ち、本年度は昨年度より約2割減の80万人ペースで推移している。年々減少が続くが、完成前の目標が年間30万人だったこともあり、町は「客足の鈍化は想定の範囲内」としている。
大吊橋周辺は木々が色づき始め、これからが最も入場者の多いシーズン。すでに今月中旬以降の土、日曜日は1日約5千人が訪れている。紅葉の見ごろは11月中旬。同時期に600万人を突破する見込みで、600万人目の来場者には町内の温泉宿泊施設ペア宿泊券や大吊橋年間フリーパスなどを贈ることにしている。
管理センターは「紅葉シーズンの大吊橋はまさに絶景。シーズン以外に来た人にはぜひもう一度来てほしい」と呼び掛けている。