獏買(2015年10月10日) |
爆買
中国人観光客が訪日の際、大量の買い物をする「爆買」がマスコミの話題となっている。確かに、その通りだが、我々、日本人もそれに近いことをしたと思われる。URAは1977年に初の海外旅行を体験したが、職場の上司からは餞別、互助会から、やはり補助金をもらったと思う。旅行業者からは、現地でジョニクロなどを貰ったが、安い酒で、むしろ迷惑だったと思う。
当時は酒3本、香水2オンス、タバコ2カートンが必修アイテムで、酒ではルイ13世、香水ではシャネルなどを買わされた。当時の持参金は旅費の2倍と言われ、旅費20万円だと小遣いは40万円となる。URAの場合は、20万円を消費したのは、1977年の「アメリカ西海岸とハワイ」と1978年の「ソウル」だった。ハワイでは両親にオメガの時計(3万円相当)6万円などを買った。ムームーも買ったが、これは不評だった。ソウルでは、革ジャン(TOKYO〉を3万円で買った。他に、もう時効だが、1万円相当のロレックス。これはすぐに壊れた。
パリと言えば、サントノレ通りに日本人が経営するブテイックが50軒ほどあって、日本人に第2ブランドのカバンなどを販売していた。いまは1軒も無い。某Y村先生も、こうしたブテイックで、ブランドのカバンを奥さんに買っていた。
そんな訳で、「爆買」は別に中国人の特権ではなく、我々もとっくに体験したのである。
最後に、1977年8月、アメリカでアメリカ製の歯ブラシを求めたが、すでになく、大半が日本製だった。バハマで貝殻を買おうと思ったら、フィリピン、インドネシア製だった。〈未完〉