地質の世界遺産(2009年08月25日) |
つい先日、世界無形遺産が登場したかと思えば、今度は、地質の世界遺産だ。ユネスコも暇だね。あまり世界遺産を作らないでよ。こうなると、熱くなるのが我々日本人だ。
そんな訳で、以下は、日頃は買ってまで読まない朝日新聞の記事を掲載します。
こうなると、世界遺産の種類はどうなるのかな。
自然遺産、文化遺産、複合遺産、そして無形遺産。さらには、地質遺産とは…。
今度は芸術家とか作家とか、人物に焦点をあてた世界遺産もあり、かも。
世界人物遺産、世界偉人遺産とか…。
まあ、勝手にでっち上げてもよいが、やはり正式な機関が認定してこそ、価値があるかも…。
地質となると、富士山が代表格となりそうだが、やはり富士山は悲劇かな。
自然遺産ではゴミの山を指摘されてダメ、今度は文化遺産の登録を目指しているそうだが、たぶん無理でしょ。URAとしては、富士山は、その価値から判断すると、複合遺産だと思うけど…、ね。
有珠山・糸魚川・島原半島、「地質の世界遺産」に2009年8月23日16時9分
世界的に貴重な地形や地層などを認定する「世界ジオパーク」に、北海道の洞爺湖有珠山、新潟県の糸魚川、長崎県の島原半島の3地域が国内で初めて選ばれた。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の支援で設けられた世界ジオパークネットワーク(事務局・パリ)が23日、発表した。
「地質の世界遺産」と位置づけられ、04年から認定が始まった。今回新たに選ばれた中国の2地域も含め、19カ国63地域が認定されている。重要な地形や岩石、火山といった特徴を生かし、観察路やガイド付きツアーなどを整えているのが条件で、申請を受け不定期に選ばれる。
日本ジオパーク委員会によると、洞爺湖有珠山地域は00年に噴火した有珠山、約10万年前の火山活動で生じた洞爺湖などがある。糸魚川地域は、巨大な断層「糸魚川―静岡構造線」など特徴的な地質がある。島原半島地域には91年に火砕流が襲った雲仙普賢岳の被災の跡などが残る。
以下は、共同ニュースです。
世界地質遺産に有珠山など3地域が初認定
世界的に貴重な地形や地質、火山、断層などを有する自然公園を認定する「世界ジオパーク(地質遺産)」に、洞爺湖有珠山(北海道)糸魚川(新潟)島原半島(長崎)の3地域が日本から初めて選ばれたと、日本の事務局が23日、発表した。
世界遺産が保全や保護を重視するのに対し、保全とともに観光などによる地域振興にも目を向けるのがジオパーク。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の支援で2004年に設立された世界ジオパークネットワーク(事務局・パリ)が、中国・泰安市で開いた会議で決めた。
日本ジオパーク委員会によると、洞爺湖有珠山地域には、最近100年で4回の噴火があった有珠山や約10万年前の火山活動で生じたカルデラ湖などがあり、美しい山と湖の景観を眺めながら、自然の恵みと災害について考えることができる。
糸魚川地域は、本州中部を縦断する巨大な地溝帯「フォッサマグナ」を確認できる断層など、特徴的な地形が見られる。島原半島地域は、1989~95年に噴火した雲仙普賢岳による被災のつめ跡を確認できるとともに、温泉やわき水といった火山の恵みを実感できる。
今回の会議では日本の3地域以外に中国の2地域も認定され、世界ジオパークは19カ国の63地域になった。(共同)